稲作情報 No.1

平 成 20 年 5 月
                      門司・小倉営農推進協議会水田農業部

昨年のJA北九東部管内の作況は98と、県平均97よりやや高い状況でしたが、高温障害やウンカ、
カメムシの多発により、1等米比率は、17%でした。 今は、栽培履歴が明確であることは当たり前で、
そのうえ…

(1) 食味が良い米
(2) 見た目が良い米(検査等級が高い米)
(3) 減農薬・減化学栽培米やレンゲ米等の特徴のある米

 …でなければ、売れない時代です。
農作業後は直ちにその内容を記帳するとともに、高品質米となるような適切な栽培管理を行いましょう。


1.田植え前の準備

  ( 1 ) 田植え1週間前にはハウス両サイドをあけ、苗を外気にならしましょう。 
  ( 2 ) 箱苗の追肥は基本的に必要ありませんが、葉色が落ちている場合は、田植えの5日程度前に、
硫安水300倍液を20箱あたり10リットル程度散布します。散布後は葉やけ防止のため、
軽くかん水します。但し、軟弱苗には追肥(弁当肥え)してはいけませんので注意して下さい。
  ( 3 ) いもち病とウンカ・コブノメイガの防除のために、緑化期・田植え3日前〜田植え前日に、箱施薬を一箱あたり50g施用します。施用量はきちんと守りましょう。施用量が少ないと効果は落ちますが、多くても効果は上がりません。

2.田植と田植え後の管理(ていねいな水管理がポイントです!)

  ( 1 ) 田植後の生育を順調にするため、田植は天気の良い日に行い、降雨・曇天・低温・風の強い日は避けましょう。
  ( 2 ) 栽植密度は坪あたり60株程度です。密植は籾数は増加しますが、倒伏や病害虫が発生しやすく、品質が低下しやすくなります。
1株植え付け本数は3〜4本とします。
  ( 3 ) 田植後5日間の日平均水温が高いほど活着(発根)が良いため、田植後から活着までは2〜3cmの浅水で管理し、早期活着を促しましょう。また、ジャンボタニシの発生が多いほ場は、田植え直後から浅水管理や間断かん水を2週間程度行って、被害防止に努めて下さい。
  ( 4 ) 除草剤散布後は、少なくとも7日間は湛水状態を保ちましょう。その後、中干し開始までは田面に亀裂を生じない程度に間断かん水を行い、土壌中に酸素を供給して、根の活力・伸長を促しましょう(水をためっぱなしにしないこと)。とくに、レンゲ鋤き込み田は早めの間断かん水を行ってください!
  ( 5 ) 田植え後の苗をほ場の隅に長く放置しておくと、病気や害虫の住みかとなります。
補植後の苗は速やかにほ場から引き上げましょう。

注意!
薬剤は散布前に用途、使用基準等を再度確認して下さい!
特に、商品名が異なっても同じ有効成分が含まれる場合があるので総使用回数には注意して下さい。
また、使用後の器具やホースも良く洗いましょう。